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【記事】いつもの仕事、本当はどれくらいストレス?―ベルトにつけると測定してくれる機器

投稿日:

Ai20170327 01

元記事はこちら。

普段の仕事で、いったい心身にどれくらいストレスがかかっているだろうか。腰のベルトに付けておくだけで計測してくれるウエアラブル機器(身につける電子機器)が開発中だ。空調大手のダイキン工業、ソフトバンク・テクノロジー、紳士服の青山商事の子会社が共同で手掛ける。

クリップ型のIoT機器をベルトに装着すると、働く人の歩数、カロリ―消費、睡眠の時間や深さの変化、心拍、さらに心拍の揺らぎから分かる「ストレス度」をリアルタイムに測定できる。

心拍を調べるというと、すぐ想像するのは手首や胸に測定装置を密着させる方法だが、一体どうやってベルトに付けるだけで実現するのかといえば、実はダイキンのチューブ式空気圧センサー「Airitmo(エアリトモ)」を使う。これは心臓の動きに伴うわずかな体の振動を、中空の筒内にある空気の震えとしてとらえ、高精度に測定し、体に負担をかけず脈や呼吸などを把握できる。

エアトリモは、すでに座るだけでストレス度を測定できるIoT(モノのインターネット)ソファーなどとして実用化しているが、新たにウエラブル機器として使えるようにした。

計測した内容は「クラウド」と呼ぶインターネット上の場所に蓄積し、まとめて分析することで、職場環境とストレス度の関係や、就業時のストレス度と就寝時の睡眠状態の関係が明らかにできるという。

くだんの機器を使った実験を、7月から始める予定だ。IoT機器はダイキンが、クラウド環境はソフトバンク・テクノロジーがそれぞれ用意。

青山商事の子会社青山キャピタルが衣料品業界のつながりを生かして多様な分野の企業が実験に参加してくれるよう呼びかける。

ところで、そもそも何のために職場でのストレスを調べるかというと、開発に参加している各社それぞれ目的が異なる。

まずダイキンは 新たな空調を作るためだ。既存の業務用エアコンは、リモコンで設定した温湿度に応じて自動運転しているが、これを「人のストレス度」に応じた自動制御にできれば、快適性や生産性の向上につながり、製品として魅力が高まると考えている。

ソフトバンク・テクノロジーは、人間の生体情報(バイタルデータ)をクラウド上で安全に蓄積、分析できる技術を確立する狙い。

青山商事の子会社である青山キャピタルは、「洋服の青山」で買い物をする会社員など向けにクレジットカード事業などを手掛けているが、新たに会社員向けのヘルスケアサービスも始めようと考えており、実験では日々の健康情報の提供などを提供するという。

 

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