自動運転の分野ではこのところ、
複数の企業による共同開発という傾向が多く見られるようになった。
Nokiaからスピンアウトした地図スタートアップHereは、
コンピューターヴィジョン用のチップやカメラなどを作っている
Mobileyeと協働し、自動運転技術の重要な要素である
マッピングサービスのサポートで、
コラボレーションしていくことになった。
両社がパートナーシップを発表したのは木曜日(米国時間12/29)で、
この提携により、クラウドソースなデータを利用して
リアルタイムで最適ルートを見つけ、
地図上に表示するMobileyeのRoadbookと、
Hereの地図サービスHD Live Mapを重ね合わせたような
サービスを提供していく、とされた。
これにより自動運転車は、HDの地図の上に
車載のセンサーからの情報をオーバレイで表示して、
今まわりに何が見えるかを知らせるだけでなく、
これから先の路上に何があるか、
という情報も絶えずアップデートしていくことができる。
このパートナーシップの一環として、
MobileyeはHereのOpen Location Platformを利用し、
またHereは、MobileyeのREM技術で道路状況の
リアルタイムモニタを行っている車両の、
センサーから得られる生データにアクセスする。
これによりHereのHD Live Mapのアップデートが
さらに高速化することが期待され、
実際のリアルタイムの運転状況を自動運転車により適格に反映させることができる。
地図は自動運転の重要な要素であり、
このパートナーシップによって両社は、
自動運転車やフリートサービスを展開しようとする企業にとって、
より魅力的なサプライパートナーになれるだろう。
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