テスラが10月に初公開した完全自動運転機能のデモ映像は、実に興味深いものだった。
だが、自動で走るクルマの"目線"は一体どうなっているのか、
皆さんは想像したことがあるだろうか。
今から早速ご紹介したい。
テスラは、完全自動運転機能を搭載した電気自動車が街の公道を
テスト走行する様子を収めた、新たなビデオを公開した。
映像から分かるように、カメラとセンサーは車線、標識、信号、歩行者、自動車を
はじめとする大量の様々な物体を常に検知する必要がある。
そして、"流れていく周囲の景色(モーションフロー)"をとらえて、
クルマがどこに向かっているかを判断する仕組みだ。
このテスト走行は完璧だったわけではない。
例えばビデオの1:30あたりで、道路脇をランニングしている人を検知して、
不必要な減速を行っていることが分かる。
また、雪の降る天候や薄暗い道路を夜間に走行するといった
さらに好ましくない状況で、この完全自動運転機能がどのくらいうまく
作動するかということも不明だ。
とはいえ、現状でも見事な仕上がりと言えるだろう。
この自動運転車は、比較的複雑な状況であっても、
運転者がハンドルに一度も触れる必要がないほどに、周囲の環境を十分に把握している。