最近の人工知能(AI)の発展はとどまるところを知りませんが、
実際に私たちの社会で働くにはアウトプットするためのインターフェースが必要です。
ほら、将棋の電王戦でも将棋のコマを動かすロボットがいたでしょ?
そしてDENSOは新たに、解答代筆ロボットアーム「東ロボ手くん」を
開発したのです。
https://youtu.be/NuE3BIVPpgY?t=46
マイナビニュースが公開しているこちらの動画で東ロボ手くんの動作の様子が見られますが、
その動作は精密そのもの。
「ロ」を書く時に一筆書きなところはロボットらしさを感じさせますが、
その字は印刷したように整っています。
これ、僕の解答用紙よりも綺麗だわ…。
DENSOの案内によると、この東ロボ手くんは
「JIS標準漢字約7,000字に対応し、漢字/かな/数字の書き分けが可能」です。
また、カメラで解答用紙を認識しながら書くエリアに応じて
文字のサイズや字間を綺麗に調整し、150分に800〜1,000文字の書き込みが可能です。
やった、書くスピードだけは人間でも勝てそう!
さらに東ロボ手くんは筆記を終えると、挙手して解答用紙の裏返しを要請します。
自分で裏返すわけじゃないのね…なんかカワイイ。
さてこの東ロボ手くん、国立情報学研究所などが進めるAIで東京大学合格を目指す
「東ロボくん」のインターフェースとして使われたのですが、
日本経済新聞によると、2016年度の大学入試センター試験の模試で
「偏差値57.1」を記録したのを最後に東大合格を断念したそうです。
東大の2次試験理系数学を想定した論述式の模試では、
偏差値76.2の高成績をあげるなど見どころはあったんですけどね…。
なお、今後は中高生の読解力を高める研究へと足場を移すそうです。
これからも頑張れ、東ロボ手くん!
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