何かを始めるのに、学ぶ必要はない。
「何かを変えたい、何か新しいことをやってみたい」と思うことがあります。
わかってはいても、多くの場合なかなか実行できない、行動できない。
そんな時の心構えを考えてみました。
始めるために何かを学ぶ必要はない。一番重要なことが何かというと、ただ始めることなです。
新しいことを始めるとき、私たちはあらゆる準備をしてから挑戦しようとしがちになります。
それは失敗を避けるためであり、何があるかわからないから、今わかる範囲内のことはすべて潰しておこうという不安の現れです。
しかし、この一見役立ちそうな準備ですが、大きな罠があります。
それは準備に時間がかかりすぎることです。
おかしな話ですが、山に登ろうとしている登山家が、山の麓でひたすら準備に明け暮れていることがたびたび見受けられます。
私たちの人生の時間は、限られています。無限ではありません。有限なものです。
頂上に着きたいのなら、まずは登り始めましょう。
そして、1合目を目指しましょう。
準備が足りなかったと気づいたら、1合目まで行ってみて、麓に戻ってきましょう。
それは、無駄にはなりません。高所順応に過ぎないのです。
今持っているもの、今知っていることだけを使って始める。
新しいことを始めるときは、新しいことを学ぶのではなく、今持っているもの、今知っていること、すでに知っていることを使って始めましょう。
それが、始めるための最短ルートです。
まずは、行けるとこまで行く。あれが必要、これも必要になったら、そのとき考えよう。
最初の一歩のために最も重要なことは、スキルがあるとか、経験があるとか、お金があるとか、仲間がいるとか、そんなことではありません。
そんなことは、どうでもいいのです。
お金やスキルや経験や仲間がどんなにいようが、始めていない人はたくさんいます。それらはあれば越したことはないけど、なければ始められないものではないのです。
始めたいのなら、あなたがただ始めさえすればいいのです。
あなたの判断によって。自分の意志によって。あなたの始める意志が何よりも重要です。
他のものは外部から入手できることはできても、あなたの意志だけはあなた自身にしか絶対に手に入れられないものだからです。
何もない中で、新しいことを始めるのは不安かもしれません。本当に結果が出るのかどうかわかりませんし、自分自身が挫折してしまうかもしれない。そういう恐怖心が、あなたが行動できない原因です。
その他のことは、あとからいくらでもどうにでもなるし、いずれ結果的についてきます。
最初の一歩は、”ただ始める”こと
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