【記事】「それ、間違ってるよ」ーー MIT、ロボットにリアルタイムで意思を伝えられるシステムを開発

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元記事はこちら。

マサチューセッツ工科大学(MIT)のComputer Science and Artificial Intelligence Laboratory (CSAIL)とボストン大学のチームが、脳波を使い頭で思い浮かべるだけでロボットをコントロールできるシステムを発表しました。

ロボットを脳波でコントロールする方法はこれまでもいくつかありましたが、どれもロボットが理解できる特殊なコマンド(特殊な波形)を出せるよう、人間側が訓練する必要がありました。しかし、今回発表されたものは訓練不要ですぐに利用できるのが特徴です。

ただし、ロボットを自由自在に動かせるという類のものではなく、ロボットが行っている動作が間違っていると思ったときにそれをリアルタイムに伝え、ロボット側が動作を修正するという単純なもの。

 

検証テストに使用されたのはRethink Roboticsのヒューマノイドロボット Baxter。スプレー缶と線材を仕分けるという単純作業ですが、スプレー缶を「WIRE」と書かれた線材置き場に入れようしたときに(あるいはその逆も)、「間違っている」と思い浮かべるだけで、ロボットが動作を訂正し正しいほうに仕分けます。

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▲本筋とは関係ありませんが、間違えた(人間により訂正された)場合には恥ずかしそうな表情をするというお茶目な一面も。

CSAILでは「間違っている」と思ったときに発生するError-Related Potentials(ErrPs)という特殊な波形に着目。開発した機械学習アルゴリズムにより10~30ミリ秒の間に脳波の中からErrPsを検知出来るようにしました。

脳波を測定するためのEEGキャップこそ装着する必要はありますが、これを使うことでロボットの動作に対して人間が同意しているかどうかをリアルタイムに伝えることができます。

現在はYesかNoかの単純な選択しかできませんが、開発チームでは将来的にはミスの度合いに応じたより複雑な選択も可能になると期待しており、CSAILのディレクター Daniela Rus氏は「このような合理化されたアプローチは、工場のロボットや自動運転の車、あるいは私たちがまだ思いついていないような新しい技術を管理するのに役立つだろう」と語っています。

確かにボタンを押したり、音声コマンドで入力するよりもずっと速く人間の意思を伝えることが可能となれば、自動運転の車が事故を起こしそうなときに「まずい!」と思っただけでブレーキをかけられるようにするなど、応用範囲は広そうです。

 

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