【記事】東京五輪で外国人観光客に“神対応”おもてなしロボット「コンシェルジュ」とは

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元記事はこちら。

2020年東京五輪・パラリンピックに向けて、芝浦工業大が、

おもてなしロボット「コンシェルジュ」の研究開発を本格化させている。

コンシェルジュは、写真撮影やアンケートを取る機能を備えており、

同大学は五輪会場周辺で約100台を配置し、「観光ガイド」や

「監視ロボット」などとして実証実験を行う方針だ。

芝浦工大・豊洲キャンパス(東京都江東区)にある工学部の

松日楽(まつひら)信人教授(60)の研究室に入ると、

コンシェルジュが2輪走行でスッと近寄ってきた。

「写真を撮って」と声をかけると、女性のコンピューター音声で

「位置を微調整します。頭のカメラを見てくださいね。

はい! チーズ」。約20秒後、近くのプリンターから写真が出てきた。

顔のモニターはタッチパネルで、撮影後に触れるとアンケート画面に

切り替わり「人物の大きさは適切でしたか」などと気遣う“神対応”ぶりだ。

ホテルで宿泊客の要望に応える「よろず承り係」を意味するコンシェルジュは、

高さ約120センチ、重さ約20キロ。

移動、音声認識、顔検出、写真撮影などの機能を搭載している。

顔の上部にカメラがあり、約2メートルの距離で相手を認識し、

自律移動でスムーズに位置を微調整しながら写真を撮影する。

背後に備え付けられたパソコンからプリンターにデータを送信する仕組み。

写真はカラー、セピア色、モノクロの3種類。

アンケートによる情報収集もできる。

開発のきっかけは20年の東京五輪・パラリンピックだ。

「実用化されているロボットは少なく、Pepperや

ルンバぐらい。地域に貢献できるロボットを開発して広めたい。

そのために、世界から注目される東京五輪は最高の機会」と松日楽教授。

海外から訪日外国人が激増するとみられる東京湾岸エリアに拠点を持つ

首都大学東京、産業技術大学院大学などと14年から研究に取り組み、

都内で実証実験を行ってきた。

今後は、多言語機能を搭載し、外国人の「観光ガイド」として利用者の

国籍、年齢を認識し好みに応じた“おもてなし”を実践させたい考え。

また、会場周辺の混雑状況を分析し情報データを送信するなどの

「監視ロボット」としての活躍も期待する。

3年後の東京五輪開幕時には、競技会場周辺で100台ほどの稼働を目指す。

コンシェルジュの実用化に向けて、公道などに配置した場合の動きの制御、

認識能力のレベルアップ、個人情報の管理など課題克服へ研究は着々と進んでいる。

「将来的にAI(人工知能)も搭載したい。

東京五輪という大きなチャンスに向けて研究者や企業も動いている。

サービスロボット産業はものすごく大きな市場になる可能性がある」と

松日楽教授は来たるべくロボット社会に目を輝かせていた。

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