Adobeが、Siriのような人工知能音声アシスタントに話しかけるだけで、
画像加工やSNSへの投稿か可能なiPadアプリのコンセプト映像を公開しました。
話しかけるだけでトリミングやSNS投稿
プロ向けの画像編集ソフトウェアから、
手軽に使えるスマートフォンアプリまで手がけるAdobeが公開したのは、
音声操作だけで画像加工ができるiPadアプリのコンセプト映像です。
映像では、年配の男性が、アプリにあるマイクのアイコンをタップして
Siriのような音声アシスタントを呼び出し、画像のトリミング、反転といった加工を施し、
仕上がった作品をFacebookに投稿する様子が描かれています。
音声認識を端末とクラウドの両方で
Adobeは、音声認識を「端末単体でも、
クラウド上の自然言語サービスでも可能にする」と説明しています。
Adobeは昨年11月、人工知能と機械学習を用いたユーザー支援と
タスク自動化のプラットフォーム「Adobe Sensei」を発表しており、
今回公開された映像はその取り組みの一環です。
Adobe、具体的な製品化については触れず
より直感的に画像加工が可能となる、実現が楽しみなアプリですが、
Adobeはこのデモ映像について「音声認識インターフェイスの第一歩」と
位置づけており、具体的な製品化については触れられていません。
なお、AppleはiOS10でSiriをサードパーティアプリ向けに公開しており、
もしSiriとの連携が可能なら、実現はもう少し早まるかもしれません。