【記事】「すごく賢いAIが存在」「ディープラーニングは最強」は誤り――AIに関する“10のよくある誤解”、ガートナーが発表

Ai20161224 01

元記事はこちら。

「すごく賢いAIがすでに存在する」

「機械学習などを使えば、誰でもすぐに『すごいこと』ができる」

――IT調査会社のガートナージャパンは12月22日、

人工知能 (AI) に関する10個の「よくある誤解」を発表した

AIは現在「過度な期待」を受けているとした上で、

日本企業は今後AI開発に必要な人材確保が難しくなる

――などと予測している。

「すごく賢いAIは今のところ存在しない」

 ガートナーによれば、経営者やテクノロジーに

それほど詳しくない人は

「今のAIは、人間と同様のことができる」

「今すぐにすごいことができる」と

誤解している傾向があるという。

2016年、ガートナーには顧客から

「どのAIが最も優れているか」などの

質問が寄せられたという。

同社はその背景に

「すごいAIがすでに存在する」との

誤解があると指摘する。

「AIの研究者は、現時点で

『人間と同様の人工知能』が存在しないことを

当たり前だと認識している」とし、

学術的に見ても誤りだと強調。

AIに関しては、技術が実現する時期に応じて

「現在の話」「数年後の話」「遠い将来の話」のように、

明確に分けて考えるべきとしている。

日本企業は“人材確保”で行き詰まる

さらに、2019年までに約60%の日本企業が

新たなアルゴリズムや人工知能の開発に挑戦し、

その約80%が技術的課題ではなく、

人材確保の問題で行き詰まるとも指摘している。

11年2月にIBM Watsonがクイズ番組で優勝し、

16年3月にはGoogleの囲碁AI「AlphaGO」が

人間のトップ棋士を破るなど、

近年、機械学習や深層学習(ディープラーニング)を

応用した事例が注目を集めている。

だが、AIを導入すれば「すぐにすごいことができる」

わけではなく、同社は「『すごい』テクノロジーに加え

『すごい』エンジニアが必要」と説明する。

そうした高いスキルを持つ人材の獲得競争は、

すでに世界規模で起こっているという。

「米国の企業は機械学習の人材に少なくとも

年間1000万円以上の給与を支払っているし、

最先端のエンジニアの中には数億円プレーヤーも

登場している」が、

一方、日本での給与額は、米国の半分程度だと指摘している。

今後は、優秀な人材の待遇面を考慮する

「ハイスキル/ハイリターン」の考えが重要とし、

そうでない企業は人材を確保できず、

競争力が低下していくと同社は分析している。

このほか、発表した「よくある誤解」は次の通り。

(1)すごく賢いAIがすでに存在する

(2)機械学習、深層学習(ディープラーニング)を導入すれば、誰でもすぐに「すごいこと」ができる

(3)AIと呼ばれる単一のテクノロジーが存在する

(4)AIを導入するとすぐに効果が出る

(5)「教師なし学習」は教えなくてよいため「教師あり学習」よりも優れている

(6)深層学習(ディープラーニング)が最強である

(7)アルゴリズムをコンピュータ言語のように選べる

(8)誰でもすぐに使えるAIがある

(9)AIとはソフトウェア技術である

(10)結局、AIは使い物にならないため意味がない

スポンサーリンク

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする

スポンサーリンク
%d人のブロガーが「いいね」をつけました。