【記事】「ウシ」向けのウエアラブルデバイス登場―人工知能技術を活用

「ウシ」向けのウエアラブルデバイス登場―人工知能技術を活用

ウシ用ウエアラブルデバイス(身につける電子機器)「Farmnote Color」を、ファームノートが発表した。

ウシ用ウエアラブルデバイス(身につける電子機器)「Farmnote Color」を、ファームノートが発表した。人工知能(AI)技術を活用して、飼育をしやすくする。

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ウシ用ウエアラブルデバイス

ICタグなどを使って家畜を管理する手法は年々進歩をとげているが、Farmnote Colorもその延長線上にある装置。「Internet of Animals(IoA、動物のインターネット)」と銘打っている。

ウシの首に装着してそのデータをリアルタイムに記録。「クラウド」と呼ぶインターネット上の場所に集め、牛の活動量、反芻(はんすう)時間、休憩時間を解析。発情や疾病兆候などの異常を検知すると、飼っている人のスマートフォンなどに通知する。
蓄積したデータをもとにAI技術でウシの個体差を把握するため、使い続けるほど精度が高まっていく。

またスマートフォンを、ウシ用ウエアラブルデバイスに近づけると、個体の情報を瞬時に検索、表示する。さらに近くにいる牛をリストアップして、特定の個体を探すことが可能。ちなみにウエアラブルデバイスのバッテリーは常時利用で3年は交換不要とのこと。

 

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なお、この装置単体で機能するのではなく、さまざまな周辺機器や情報システムと組み合わせて使う。


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